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第19回公演​林の中のナポリ』

 2007年劇団民藝で初演された本作は、名優・南風洋子さんのために書き下ろされた作品でした。

 人生は歳月を重ねるほどに、その蓄積はどんどん自分の人生の自由を奪っていきます。人はどこから自由になれるのか?人はどこまで自由になれるのか?そんなことを俳優・竹江維子たちと考えながらつくった作品です。

 奇しくも初日に、山田太一さんの訃報が報道されました。私たちの公演が世界でいちばん早い「山田太一追悼」公演となったということに、ただならぬ縁を感じざるを得ません。というのも私たちの座長・鈴木喜三夫は山田作品を上演し続け、2008年の『流星に捧げる』を上演した際には、山田さんにやまびこ座で観劇していただいているのですから。

​ ウクライナ、パレスチナ、ミャンマーと、21世紀が4分の1過ぎても世界は騒然としています。こんな時代にこそ、人が生きることを大切にし敬意を持って人を描き出す山田太一作品が必要なのだと強く感じるのです。

作 :山田太一 

演出:戸塚直人

出演:竹江維子  齊藤雅彰  西村知津子(劇団にれ)

   フクダトモコ  小沼なつき  

   前田透(木製ボイジャー14号/ヒュー妄)

   原千咲  長谷来実  川原梨々香  木下唯
舞台装置:高田久男(セットアップ)

照明:鈴木静悟 

音楽:Yukii 音響:山口愛由美
衣裳:木村和美 道具:木村則夫  

チラシデザイン:みきと
演出助手:神しのぶ・今野悦子  演出補:小沼なつき 

舞台監督助手:原千咲・川原梨々香・木下唯・長谷来実
舞台監督:寺沢英幸 舞台監督補:工藤康司

手話通訳:舞夢サポーターズ(武田啓子・坂本光・渡部三枝子)制作:佐藤柴穂(ex.Fliction)・竹内麻希子(CAPSULE)

撮影:高橋克己 

2023.12.1~3(全5回上演)

札幌市こどもの劇場やまびこ座

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